めまぐるしい時代の流れ。

時代の流れにがんがん乗っていきたい事もあれば、まだとどまりたいと感じる事がある。

業界のセクハラパワハラ問題とかそういうのはがんがん改革していきたい。
とはいえ、ばりばり昭和世代なので自分の感覚もおかしい部分があると思う。
そういうことに細やかに気づける、または指摘されたときに自分を顧みることができる心は持っていたい。

ペーパーレス、デジタル対応も基本的にはがんがん進めたい。
けど、紙の書籍やCDという媒体は残ってほしいし、オーディションはオンラインじゃない方が良いなあとかも思う。飲み会も。
最近は婚活アプリが流行っているようだが、アプリでちまちまやりとりするのは私には向かない気がする。
とはいえ、電話よりはメールやチャット派なんですがw

さて本題。最近の流行りについて。
私がやりたいと思って目指した形の「ナレーション」は現代の多様なニーズによって
需要が減っているのかもと感じることが増えた。
役者やタレントの読む、ナチュラルで息多めなナレーションや、もしくはネームバリユーのある声優さんの需要ががんと増えている印象。
伝えたいことは強調し、明瞭に、メリハリと抑揚をしっかりつけたナレーションは「クドい」と感じられるようになってしまうのだろうか…
これは個人的にだけど、私みたいな固い声質よりも息多めのウイスパーよりの音声が流行っている気がしています。アニメ声優もそうじゃないかな?

で、基本的には「今の流行り」を理解してしっかりついていく必要があるのだと思うけど、
でも、私がこれだと思った表現も極めていきたいなあと思っている。
そもそも、私に「ナチュラルさ」など、無いのだから。
声そのものがナチュラルではないからこれまでさんざんいじられてきたのだし、
この業界を目指すきっかけになったわけですよ。
私がどれだけ自分にとってナチュラルに声を出しても、それを聞いた人は「ナチュラル」を感じないのだ。
ならば、「不自然」で「作られたもの」を極めていくのが良いだろう。

基本的にはこんな感じで割り切っているんですが、
当然現場で「ナチュラル」「素人感」を求められることもあるわけで。
「プロっぽさ消してください」という面白いオーダーね。
この声でいけます?とは聞かずに「はい!」と答えて一応やってみるんだけど、
思った以上にしみついてしまっている抑揚や間の癖というのはなかなか消えてくれない。

今日はもう声質の事はいったん忘れてとにかく平坦に、滑舌を甘く、ゆるく読むというのを
頑張って、声のことを別にしたらかなりいい感じの「素人感」が出せたのでは!?と自分でも思っていたのですが
私の後に登場したがちナチュラル子役さんのあまりのナチュラルさにひれ伏してしまいそうになりました。
すごい…これが…ナチュラル…リアル…
これを聞いた後で自分の音声を聞くと…めっちゃ作られている…これは…完敗だ…
プロとして悔しいよねこれは。
以前に似たような話を先輩ナレーターからも聞いたことがあったけれども、
声で仕事をするプロならどんな表現でも引き出しに入れておくべきなのだよなあと思いました。
ナチュラルなあ…_(:3 」∠)_

ちなみに。あくまで個人的な考えをつづりましたので、本件に関して議論するつもりはありません。
ですから肯定も否定も含め、一切の感想を必要としていませんのでよろしくお願いします(笑)
まあ基本的にブログに感想は必要ないのでコメント機能をオフにしているんですけどね。
ブログはWEBLOGであってSNSではないから気楽で良いのですよねえ。
考えが合わない人は見に来なければ良いのだし。
というわけで好きに書き散らしていきますよこれからも。

今日の一曲。CASCADE「Mr.ポー」
カスケード、復活してからの曲の方が個人的に中毒性が高いというか、カスケのこういうところが好き!という成分がぎゅっと詰まっている感じがする。
MIMIZUQのボーカルがTAMAさんだと分かった時とても興奮したし、
生で見たときもとても感動したけれども、個人的にはMIMIZUQのエモい音楽よりも
CASCADEの電波ゆんゆんな世界観が好きなのかも。TAMAさんの声ととてもマッチしている。